映画鑑賞「心」

「心」(1973)


夏目漱石の「こころ」を現代(制作時は昭和48年)に移して
それでも変わらないだろう、という視点から若者たちのナイーブさや軽はずみな行動
したり顔で先を歩く大人の図太さ(無神経さ)を描こうとした
新藤兼人の挑戦は
私には在り来たりに思えました
私は漱石の「こころ」は好きではありません

好きではありませんが、文章は読みたくなる鋭さと艶やかさを有しています
映画はそのクライマックスの迫力を画にした所までに留まりました
そう思えてなりません

PHOTOKYO

もっぱら東京で撮った写真の数々

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