映画鑑賞「ファーストラヴ」

『ファーストラヴ』(2021)

公認心理士の真壁由紀は、新しい出版物執筆のモデルケースとして
画家、聖山那雄人を刺殺した娘の環菜に興味を抱きます
環菜は逮捕直後から(動機はそちらで見つけてください)と言うばかりで、彼女の本心はおろか
犯行に至るまでの道程すら何一つ確証がないまま、検察の一方的な判断で裁かれようとしていたのです

由紀は彼女を弁護している庵野に連絡をとり、面会しますが気乗りがしません
2人はかつて同じ大学に通い、付き合ってもいたのですが
今は彼の兄で写真家の真壁我聞が由紀の夫なのです

紆余曲折を経て穏やかな生活を手にした3人が互いに仕舞い込んだ気持ちを
環菜との接見は改めてこじ開けてしまおうとしている
環菜は何を話さないでいるのか

由紀と庵野はその真実を求め、明かす事が出来るのか
一人一人の勇気が試されようとしています
嫌いじゃない映画ではあります
少々、由紀の過去にまつわる話が唐突という思いはするものの、環菜と同じ境遇という偶然が似過ぎてもシラけてしまうかもしれないと考えると
妥当な着地点かなとも思いました

環菜の母を演じた
木村佳乃が、高畑淳子に見えました( ^ω^ )
物静かで由紀を愛し信じている我聞を演じた窪塚洋介が世間でも高評価で
異論ありません

もっぱらヒロインの北川景子に非難が集まっていますが
それは求め過ぎというものでしょう


PHOTOKYO

もっぱら東京で撮った写真の数々

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