映画鑑賞「霊幻道士」

『霊幻道士』(1985)


このところ商いの調子が良くないヤン氏は、先代たる父の改葬を道士のコウに依頼します
改葬の際、申し分ないと思われた墓が幾つかの凶相を見せ、しかも土地代を惜しんで棺を縦に埋葬した事を知ったコウは
その場で棺を開けてみる事に

そこには、20年前の遺体とは思えない老人の遺体が、横たわっていて
泣きくずれるヤン氏ら家族をよそに
道士コウは、顔を曇らせ弟子達に命じます
「墓に線香を経て、燃え方を観察しなさい。そして周りの墓にも線香を経てる事を忘れぬように」

その夜、コウの家にある霊安室に結界を張った棺は置かれましたが
中では何かが蠢くようで……

しかも、弟子の一人チュウが線香を経てた墓からは
彼を慕って美しい女性が現れたりと
霊幻道士、コウの忙しい日々が始まりました
日本公開は1986年のGW
公開日に行ってます
ゾンビは大嫌いなんですが(聊斎志異)は好きなんで、特に女の幽霊噺なんか凄く見ていて嬉しかった

「雨月物語」などにも通じるものがあって
やはりアジアは亜細亜の少し湿った空気の合う、摩訶不思議が似合います

キョンシーの造形もお札が貼られた状態のものが実にユニークで、手を前に出してピョンピョン跳ねながら前進する動きが見事なアイデアでした
ちょっと怖いけど、笑いとアクションが見事に調和を成している
香港映画にホラーのジャンルを定着させた

とても楽しい映画です
ムーン・リー、可愛い❤️
そして
信頼のマーク、ゴールデン・ハーベスト社のマークが懐かしかったです

PHOTOKYO

もっぱら東京で撮った写真の数々

0コメント

  • 1000 / 1000