映画鑑賞「男はつらいよ/旅と女と寅次郎」
『男はつらいよ/旅と女と寅次郎』(1983)
久方ぶりに帰っても、些細な事でまた喧嘩
ちったあ涼しかろうよと、足を伸ばして新潟入り
どこか安宿なかろうかとブラブラ港まで来てしまった寅さん
彼方に見える佐渡島へ、足を伸ばそうかと思った時に、声を掛けてきた女性
「私もついて行ってもいいかしら」
小さな漁船に乗せてもらい、2人は佐渡へと向かいますが…
その頃、市内のホールでは
演歌のスター、京はるみが急病で公演中止でマスコミ殺到
マネージャーやら付き人の慌てる中、社長の厳命が下されます
「この事がバレる前に、はるみを探せ!すぐ探せ!」
佐渡でノンビリ、女性と寅さん
「前にどっかで会ったね」
「そうかしら?」
「……そうだ!この前トウモロコシ焼いてたでしょ♬」
ほんの束の間の2人旅が
人情と愛情を、人生に刻みます
10代最後に見た寅さんでした
とても面白くて、話がもたれたりせずに真っ直ぐで
大好きな一本です
で、今回は数年ぶりの再見でしたが
何度も泣けました
歳をとり、心への響き方がまた違うのかもしれません
都はるみが素敵です
そしてプロダクションのメンバー
藤岡琢也、桜井センリ、ベンガル、木の葉の子
絶妙のコンビネーションでした、ブラボーな笑いを見せています
日本映画らしい、魅力的な歌謡映画でした
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