映画感想「武士の家計簿」

『武士の家計簿』（2010）

幕末頃、加賀藩前田家に仕える算用方の下級武士が実際に残した日勤をもとに描かれた

なかなか硬派の家族劇

前半軽快ですが中盤以後、非情な吝嗇に主人公が舵を切る辺りからリズムが悪くなり

あまり楽しい作品ではないなあという、作り手からすれば俗っぽい観客の感想も出るのは覚悟の

このご家庭の日記が現存した理由が分かるかのような、リアルな算用方（経理のエキスパート）家系の継承が描かれます